株式会社大塚商会様のコンピューター部門のパートナー企業様の、経営者様、次世代リーダー様向けイベントにてグラフィックレコーディングを担当させていただきました。
今回のテーマは「SDGs」。
持続可能な未来や社会のために、今からでも自社でできるSDGsの取り組み方について、考え、自らの経営にどう反映させていくのか。複数の企業の代表が集まり考える3時間でした。
セッション中の事例企業として、SDGsアワード受賞のSUNSHOW GROUP 代表 西岡徹人氏が、特別ゲストとして講演されました。
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西岡徹人氏 プロフィール
三承工業株式会社代表取締役。国連サミットで採択された国際目標SDGs (持続可能な開発目標)を企業の経営戦略の中核に置き、外務省SDGs 貢献コミット企業として認定され、建設業で初の外務省主催「ジャパンSDGs アワード」を受賞。「全ての人にマイホームを!」と、ローコストの注文住宅【SUNSHOW 夢ハウス】を発表。金銭的な都合などでマイホームを持つ夢を諦めてしまった方、一人親家庭の方、外国の方に高品質低価格(700万円台~)の注文住宅を提供する人気のハウスメーカー。子連れで勤務可能なカンガルー出勤、キッズスペース等、女性のライフキャリアステージにあった環境作りに力をいれ、岐阜県ワーク・ライフ・バランス推進企業として認定される。女性だけの工務店【credo home】代表取締役も務める。
===(イベントパンフレット参照)
まずは大塚商会様の進行で、参加者の皆様の自己紹介の後、「SDGsの本質」を改めて意識するためのワーク。
『世の中は、誰かの仕事でできている。』を世界・地球バージョンで考える内容でした。
ブレイクアウトセッションでの共有では「朝起きて、水を飲む瞬間があったが、確かにこの水が飲めるということだけでも、たくさんの人が関わっているんだと感じた」などの気づきが次々と。私もブレイクアウトルームに入って参加者の方の気づきをレポートさせていただきました。
オンラインでのセッションは、リアルの会場で行う状況と比べて、集中して対話ができるという利点があります。短い時間でも、各自の主張が聞き取りやすく、グラフィックも明確にしやすく感じました。
その後はグループのセッションの共有タイム。リアルタイムに各グループの時発表をレコーディングしていきます。
思いがこめられた言葉を、できるだけ誤差のないように描き表していきます。
そして、西岡氏の講演が開始となりました。
企業成長とSDCsの取り組みについて、実体験をもとにした興味深い内容のスピーチが繰り広げられます。
西岡氏は、まず、過去にご自身が抱えていた経営課題をお話しされました。その時の社内の実情、経営者の立場からみた社員の実態から始まり、社員へのアンケートを実施したところまで、とてもリアルな表現で伝えてくださいました。
悩んだ末、周囲の信頼のおける方々との対話から、衝撃的な気づきを得た後、変わることを決意されて、次々に実行に移されたエピソードも、その様子が目に浮かぶような内容で、レポートもどんどんわかりやすく書き進めていけました。
たくさんの印象的なキーワードも出てきました。「認知、承認、権限移譲」から取り組みが誕生まれるエピソードも、その言葉だけでなく具体的な「プロジェクトの発足と成長」に落とし込まれていて、とても興味深くお聞きできました。
この講演を経て、ともすれば構えてしまいそうなSDGsへの考察も、実は身近な事柄に落としけめることをイメージさせてくださるとともにSDGsへの取り組みが、企業の成長につながって行くことが確信できました。
講演の中の動画は圧巻で、描きながらその熱に思わず感動。その内容は、テキストなしでビジュアル化して描き進めていきました。参加者の方の心にも強く残る内容でした。
スライドの内容だけでなく、ご自身の魂のこもった言葉を描くことはとても楽しくやりがいがあります。また、会場の参加者の方とのやりとりも、リアルと全くかわらない臨場感があり、この場の空気をしっかりと熱く残すグラフィックができたと思います。
描くことは、録画や録音のように一字一句漏らさないということは不可能です。しかし、この日の皆さんの参加感、意見の交わり、対話での気づきなど、イベント後に、参加者限定で提供されたグラレコをみていただき、何度も記憶から取り出していただけることと思います。
最後は、各グループからはそれぞれに鋭い質問も飛び出しました。質問に対する答えも、難解な表現ではなく、実践に繋がるような具体的なものでした。西岡氏のレスポンスが丁寧でわかりやすく、とても充実したまとめの時間でした。
大塚商会 篠田様 藤谷様 イベントのご準備とご進行の中グラフィックレコーディング へのお気遣いをありがとうございました。また、今回のご縁を繋いでくださったファシリテーターの大塚商会 布施様に深く感謝いたします。