ソニー株式会社様 PORT にて、“著者が解説!『なんでも図解』セミナー”に登壇させていただきました。
お声がけくださったのはソニー社内のグラフィックコミュニケーション研究会の皆さまです。この研究会では、定期的に勉強会を開催して、グラフィックレコーディングの練習や情報交換をしていらっしゃいます。今回は、「PORT OPEN CAMPUS」という、学びにフォーカスした一ヶ月間のイベントの一環としての開催とのことでした。
学びの体制 、環境がすごい
開催場所「PORT」はソニー本社の中にある学びや交流のスペースで、自由なレイアウトができるフレキシブルさと、「素材」「自然」を生かしたニュートラルな空間の良さが感じられる、とても素敵な場所でした。
その奥にあるスタジオの設備が素晴らしく、合成用のクロマキー合成用のグリーンバックもしっかりと。その配信設計は緻密に構築されていて圧巻でした。
今回、コロナ禍という状況に配慮して、リアルに受講代表者3名に距離をとりつつレクチャーさせていたただき、一方、YouTubeでも同時配信。配信には約500名の参加希望があったとのことで、大変嬉しく、また気持ちも引き締まりました。
鋭い質問もたくさん!
セミナーは進行する方と教える私の間をアクリル版で仕切った状態で行いました。画面では目の前で描いている受講者の3画面とスライド、そして話している私が見事に合成されています。
途中、YouTubeのチャットで「囲みはどう使い分ける?」などの質問も活発にでて、私のテンションもどんどん上がりました。リアルの講座にはない良さを感じます。
また、目の前の受講者のレベルが素晴らしく、同じ題材をどんどん描いていきながら、その中でも「表現の違い」があって、見ている方々にもたくさんの気づきがあったのではないでしょうか。
「図解とグラレコ 、どう違う?」や「文字と絵のバランスをどう考える?」「文字と絵の融合をどう捉える?」など深い質問もいただきました。(全力でお答えさせていたえだきましたが、終わってから、もっとこう伝えればわかりやすかったのでは?など反省しきり。)
娘さんと見てくださった方もいらっしゃって嬉しかったです。
受講後も復習できるように
このイベントには、教えるスキルや情報を持っていらっしゃる方がたくさん登壇されているのですが、「本を出版されている」というのが大切なポイントとお聞きしました。
「復習」や継続」がしにくい状況でも、本をそばに置きながらであれば、学びがキープできて仕事に活かせる。そんな、講座後のこともしっかりと設計されたイベントだと感じました。
登壇された方が一言書いた本を残し、それがアーカイブされていくとのこと。私も僭越ながら書かせていただきました。たくさんの本があり、学びのスペースとして活発に活かされているのを感じました。
終わってからもワクワクは続く。
現場はもちろん、画面の向こうからも皆さんの学びへの熱意を感じた1時間半、スタッフの皆さんのお力添えに感謝しながら、終了しました。
帰りに、エントランスで巨大なクリスマスツリーが作られているのをかいま見ることができました。
クリスマスツリーは、この状況だからこそなのかもしれません。社員の出社に制限がありつつも、例年通りエントランスに。
働くことと学びの環境と、一人ひとりのモチベーションと、そしてこのぶれない遊び心がこの会社の「芯」なんだなと感じました。
お声がけくださったグラフィックコミュニケーション研究会の皆さま、技術メンバーの皆さま、進行管理の皆さま、貴重な機会をありがとうございました。