いよいよ冬到来…を思わせる曇り空の11月の朝、東京道場は静かに始まりました。
この日は少し肌寒かったせいもあり、会場も最初の頃は緊感が漂っていましたが、一旦ワークが始まると皆さん集中力をどんどん高めてワークにチャレンジしていました。
最初の自己紹介からなぜかフレンドリーな雰囲気が。皆さんの自己紹介が大変面白く、意外な一面のお話も盛り上がりました。毎回感動するのですが、様々な職種の方、業種の方がそれぞれの目的を持って果敢に道場に参加しています。
最初の基本タームは座学も多いので集中することに努力が必要。そんな中、皆さん一つ一つワークを丁寧にこなしていきます。
同じチームの描いたワークを見ながら自分のアイデアを広げたり、また真似をしてさらに引き出しを増やしたり。周りからヒントを得る、ここが表現を広げる大事なポイントです。
午後からはデモンストレーションを挟んで、実践ワークへ。
ここからはグラフィックレコーディングの手法を取り入れながら、商談や会議などの実際のビジネスの現場を想定して可視化をしていきます。決して上手に絵を描き込むことがゴールではなく、描きながら、あるいは描いた後で、内容の共有し、コミュニケーションしていくことが目的です。
午前中のワークをへて、午後には立った状態でトークを描くワーク。
立って描くのと座って描くのでは、姿勢も聞こえ方も違うし、ペンのタッチも変わる。
現場を想定し、この違いを実際に体験します。
今回は似顔絵のミニミニワークも。TKをモデルに特徴をつかむ練習!
参加者の方からは、「グラフィックレコーディングは知っていたけれど、本で見るより実際に皆が描いているところを見たのが、予想以上にプラスになった」との声が。
「最初は自信がなく、ビジュアライズも今までしようと思わなかったが、今日、いろんな効果・スキル・考え方を知って、後でどうでもなるという気づきもあり、そこから自信につながった」という方もいらっしゃいました。
また、「聞きながら描くことにも基本的な方法論があると言うのを初めて知った。整理していくとすぐ描けるのでびっくりした。ファシリテートしながら描けるかなと思っていたが、方法論があればいける!とわかったので活用したい」との感想もありました。
そして、嬉しかったのは、「描くと、初めての人ともつながりやすくなることを感じました。」という感想。
最後のアイデアスケッチのプレゼンでは、どんどんアイデアが出て、アイデアと共に涙も笑いもアウトプット。
また、懇親会でのムードも終始和んだもので、先に帰られた方も、参加者の皆さんが描いた似顔絵で懇親会に参加!
このセミナーでのfacebookグループでも、
皆さん交流をはかっておられます。
描くことで、整理もできるが、活性化も。
そんな一句が頭をよぎる1日の終わりでした。
参加された皆さんの素晴らしさ、尊敬します。
明日から、また、「えがこう!」
PHOTO by CHIKA MIURA
& SAORI FUKUDA