7月22日の道場、みなさん見事に修了されました!
今回も参加者の皆さん、ポテンシャルが高く刺激的な1日でした。
このお絵描き道場には、時には某省庁から、時にはレンタルおっさんの方…など、様々な業種・職業の方が参加されることが多いのですが、今回はまた新鮮。
「木こり」をなりわいとされる方が参加されました。これには自己紹介も盛り上がり、もっと聞きたい気持ちを抑えるのがやっと。と、それはさておき。
また、兵庫県から参加された市議会議員の方や、大阪からの出張にあわせて東京道場に参加された方、IT関連、システム系、コンサル系、メーカー、フリーランス、、、全て語り尽くせないほど多様な職種の方が参加して下さいました。
みなさん、苦手なハードルを乗り越えたい、あるいは仕事で何か新しい一歩を踏み出したい、自分の内面にもっとパワーを与えたい、と考え来られていて、向き合う私も身が引き締まります。また、働き方が変わってきて、いろいろな変化が生まれてくる中、「可視化」してコミュニケーションすることの可能性が潜在的に広まっていることを実感します。
休息を挟んでの質問タイムも随所で行いましたが、大変興味深い質問が。
それは「ぶるぶる震える様を描くコツ」を聞きたいというものでした。
仕事の上で「震えている」状態を説明しなければならないということで、その場の参加者のみなさんと一緒に考えながら、日高なりの解答をおつたえしましたが、もっと腹落ちする表現はないか?と1対1で軽い振り返りを後ほど行いました。
個々の考えていらっしゃる「聞きたいポイント」をお聞きできると、役立つ具体的なアドバイスができるのがとても嬉しく感じます。
午後、残りの座学を終えて、会議や会話の可視化の実習。ホワートボードシートをしっかりと壁にはって立って描く方、じっとヒアリングして頭に入れてから描く方。そのやり方は色々でしたがとにかく皆見事に集中されていました。私のデモンストレーション以上に対話を盛り上がらせて、身振り手振りも交えながら「絵」で会話を進めていました。
対話を絵を介して「結論へ導く」あるいは「過程を残す」「内容を拡げる」…この実習、皆さん本当にいきいきとされています。自分の経験からも、今、このように「他者の話を受け入れ共有する」というアクションが、働く時間の中でも重要になってきているのではと考えます。
酷暑の中の特訓で、クーラーが寒すぎて(すみませんでした…!)空調を切ったので、おやつにシューアイスを!写真は撮り忘れました(笑)
さて、もう一つ、私は大きい課題を考えるきっかけをいただきました。
会話、会議を可視化するトレーニング、として日本語をヒアリングすることをベースとしてプログラムを構成していますが、もっとグローバルを意識したプログラムも必要、という課題です。
参加される方も、日本国籍以外の方や外資系で活躍されるかたも増えてきました。その中で「絵」で描くことの効果やハードルの見直しが必要になります。重要でかつ難しいテーマですが、これから考えていきたいと思います。
参加後にいただいた皆さんの感想の一部です。
・仕事だけでなく家族のコミニュケーションにも生かせそう
・練習の場を増やしていきます。機会あれば誘って下さい
・大変楽しく受講させていただきました。
・人への説明に使える位の自信をもって、武器にしていきたいです
・自分の中のイメージを可視化して伝えると言うことが、こんなに難しく面白いとは!と感じています。
(「内容が良かった課題にチェックを…」という問いに)
・全部良かったですが後半、私にはちょっとハードルが高かった、と言う意味で全部よかったにはしませんでした。
・構造化のトレーニングをもっとしたいです。
・自分の苦手なことも認識できたので強化したいです。これからいろんなことを絵にしてみたい気持ちが強まりました。
・可視化でエモーショナルな方向にいける良さを感じました。
・1場面を描くと言うよりもストーリーを描く、つながりをつける、と言うような描き方ができるようになれればと思います。
今回、中国国籍のシステムエンジニアの方が参加くださり、日本語のヒアリング課題に苦労されていたのですが、明日からの仕事に活かせそうかという質問に、「活かせます!仕事でも生活でも。」と答えてくださったのがとても嬉しく、また、これからのビジネスマンの頼もしさ、強さを感じました。
皆さんからいただく刺激、気づきに感謝です。日高ももっともっと精進します!
参加された皆さん、おつかれさまでした〜。
明日から、また「えがこう!」
photo by 三浦千佳