夏を感じる土曜の朝から、道場が静かに始まりました。
来られた方は「描くことで伝えることを増やす!」
「上司の方と抽象的な会話をすることもあるが、どうしても齟齬がある」
「発達障害の方のリハビリを支援する際の一助にしたい...」
「聞き逃しが多いので要点のまとめをうまくしたい!」
「分野の違うスタッフと意思の疎通をうまくやりたい」
など、参加の目的は様々ですが、皆さんやる気に満ち溢れているのが伝わります。
なかにはブルースリーのファンだったという方もおり、昭和の香りになごんでしまう一場面も。(私だけといううわさも)
始まりとともに、今回は「ある制約」をもうけて「自分の顔を描く」というウォーミングアップをしていただきました。
そして、自己紹介の際に貼っていただき...すごい!無垢な線で名作の嵐。
目を閉じて描く自分の顔でした。
なぜこのワークをはさんだか。
普段見ている顔、鏡を見ないで描くと
自分の頭の中のイメージを描こうとしても
目から入ってくる自分が描いている自画像に、「こうありたい」願いをちょこちょこプラスしてしまうのが人情。
しかし、目を閉じて描くと、いきなり脳からのアウトプットが手に指令されるので「補正」の余地がありません。
だから、目を開けてみると「え、こんな顔じゃないよ〜でも、味があるなあ〜」という感想が湧き上がります。
まずは、素の自分の生きた線をしっかりと感じ、それをしっかりと心に刻んでから
今日のワークに入って欲しく、この課題をプラスしました。
そしてみなさん、今回特に静と動のメリハリがピカいち!
静かに聞いてくださってる時間と、いっせいに弾けて書き始めるパワー!すごかったです。
ことばカードの意味を解くのも完璧 伝える、受け止めるのマインドセットがバッチリです。
基本ワークから、聞きながら描く、というレコーディングのデモを行い、次のレクチャーへ。
最後にいただいた感想の中で、このパートについて、とてもいい感想をいただきました。
「最初、えんま先生が、ものすごい速さで描いてるのを見たときは「うまいけど、、、だからなんなんだ」という感じだったんです。でも、次の、繋いで纏めて、そして強弱をつけるのを見て、納得しました。そこまではできなくても、明日から、できる範囲から、例えばテキストの構造化からでも使えると思いました。」と。
いつもデモンストレーションをしながら、いろいろな受け止め方をしていただいてるんだろうなと思っていましたが、まさに伝えたかったポイントをしっかりと掴んでいただいた!と嬉しかったです。
また、コールセンターに勤務されている方からも、うれしい感想が。
「コールセンターにクレームでかかってくる電話は最初お客様が熱くなっているのでとにかく受け身で話を聞きます。
しかし、これからは電話がきたら、まずそのお客様の顔をイメージして描いてみます。
そして、次に笑っている顔を描いて、このお客様がこの表情になるところまで、自分がしっかり応対できるよう、気持ちを整えます。」という内容でした。
その他にも「描いてみると自分の考えが以外とシンプルなんだなあと気がついた」
「地獄のお絵描き道場の名の通り、いっぱい描いたな...という気持ちでいっぱいです。活用していくよう、頑張ります。」
などの感想もいただきました。
熱い。みんな熱いよ〜(嬉し泣き)
朝からのテンションをキープしながら、最後はみんなで乾杯。
話しても話しても、話し足りない夜でした。
オンラインサロンでは、グッズ情報や、以前に描かれたもののアウトプット、足りなかった講義のフォローのやりとりなども活発にアップされています。
皆さん、お疲れ様でした!明日から、また、「えがこう〜!」
photo by Kanako Kuehara, Thanks! !!