2024年10月26日、日本科学技術振興機構(JST)様 が主催する国内最大級の科学技術イベント「サイエンスアゴラ2024」にて、グラフィックレコーディングを行いました。
会場は東京都江東区のテレコムセンタービル。このイベントは、科学技術と社会をつなぐため、あらゆる立場の人が対話を通じて未来を考える貴重な場です。研究機関や学校、企業などが出展し、実験や観察、社会課題をめぐる意見交換などの体験企画、ワークショップなど、多岐に渡るブースが展開されました。
例年この大規模イベントに携わる機会をいただいておりますが、今回はワークショップ「みんなの声で未来をつくる!2050年の医療のすがた」で現地セッションの様子を記録しました。
ワークショップ会場では、研究者や一般参加者が集まり、未来の医療についてのセッションが行われました。テーマの中心は、「2050年の健康診断はどう変わるのか?」。
研究者から最新の研究に基づく未来予測が共有され、そこから小グループに分かれて意見交換がスタート。
参加者からは「ポイントが貯まる制度があれば健康診断へも行きやすくなるのでは?」「AIは助けになるが、最終的な選択は自分で行える自由が重要」といった意見が出ました。
そのセッションの傍らで、イーゼルパッドにこれらの意見やアイデアをリアルタイムで書き留めていきます。
目の前で意見がビジュアル化される様子に、参加者から完成したグラフィックを指差して「これ、面白いですね」と話しかけてもらえる場面などもあり、注目を集めました。
さらに、ワークショップ終了後には、セッションの様子を未参加の方々にもわかりやすく伝えるため、要約版のレポートグラフィックを制作。イベントで出された意見を一枚に凝縮し、未来への多彩な想像力とワクワク感を伝えられるよう工夫しました。
完成したレポートは会場の入り口に掲示され、多くの来場者に見ていただける形に。
グラフィックレコーディングは単なる記録に留まらず、対話の深さや楽しさを視覚的に伝えることで新たな気づきを生み出す力を持っています。
今回のサイエンスアゴラ2024では、参加者とともに未来を描き、対話を通じて多くの人々と科学技術の可能性を模索する貴重な機会をいただきました。
お声がけいただき、ありがとうございました!
日本科学技術振興機構(JST)サイエンスアゴラ 特設ページ
https://www.jst.go.jp/sis/scienceagora/
日本科学技術振興機構(JST) HP
https://www.jst.go.jp/